インプラントジャーナル IMPLANT JOURNAL 40号

価格
4,730円(本体4,300円+税10%)
体裁
国際A4判

特集

下顎大臼歯部への抜歯即時埋入インプラント [ 桝屋 順一 ]
抜歯即時埋入インプラントの利点は、抜歯対象歯の周囲組織の保存や保護、低侵襲、短い治療期間などが挙げられる。組織の保存や保護は、審美面での優位性や予知性の向上、治療コストの軽減などにも反映され、患者においてもメリットの大きい術式といえるだろう。これらの臨床的有用性は、多くの術者からも支持され、上顎前歯部など審美ゾーンにおいては臨床報告も多い。一方、大臼歯部のように径の大きな抜歯窩に対しての抜歯即時埋入インプラントの臨床報告は少なく、チタン系インプラントを応用しているケースでは、そのほとんどがソケットプリザベーションの対象になっているように思われる。しかし、これだけメリットの大きい抜歯即時埋入インプラントだからこそ、大臼歯部にも積極的に応用すべきであり、とくに直下に下歯槽管が走行している下顎大臼歯部などは組織保存の面からも抜歯即時埋入インプラントの応用が望ましい。このような背景も踏まえて、本稿では下顎大臼歯部に焦点をあてて、抜歯即時埋入インプラントの考え方およびその基準について述べてみたい。(本文抜粋)

内容

  • PS法※によるフィクスチャー埋入位置のコントロール ※ピエゾ式超音波機器による骨切+ボーンスプレッダーによる骨拡大埋入術 [ 大藪 知孝 ]
  • セカンドラビアルプレート形成法と開放創によるGBRについて[ 水口 稔之 ]
  • All-on-4Concept 第4回インプラントの選択基準Part 2「NobelSpeedy Groovyについて [ 下尾 嘉昭 + 木村 智憲 ]
  • ジルコニアインプラントの臨床と将来 [ 高橋 伸児 ]
  • Mac OSX用DICOMデータ解析ソフト「OsiriX」の実力 最終回 [ 高村 宗俊 ]