インプラントジャーナル IMPLANT JOURNAL 34号

価格
4,180円(本体3,800円+税10%)
体裁
国際A4判

特集

上顎を基準としたインプラントの口腔内フォースコントロール [ 武田孝之+林揚春 ]
筆者らは、無歯顎や多数歯欠損の患者に対するインプラント治療において、下顎のみにインプラントを応用する治療計画自体が、このようなシングルデンチャーに準じた口腔環境をつくってしまい、コンビネーションシンドロームを惹起しているのではないかと懸念している。インプラント治療は、骨質においても脆弱な上顎を中心に保護するという観点に立つべきであり、上顎の骨が存在するうちに、インプラントを利用して上顎の組織を可及的に保護あるいは維持するということが、今後のインプラント治療を長期的に安定させていく上で重要であると考える。本稿では、長期経過症例を検証しながら、口腔内のフォースバランスが生体組織に与える影響を再認識し、インプラント治療の長期安定を実現するための指針を示したい。 (本文抜粋)

内容

  • Lateral approach sinus liftによる感染症例の検討 [ 小林文夫 ]
  • 審美・機能の根拠を捉える形態診断力 -定位三次元形態診断法について- [ 金 漢俊 + 城中 憲治 + 岡田 寿一 ]
  • 下顎臼歯部の垂直的骨吸収に対する新しいコンセプト -B-L Bridge法- [ 水口稔之 ]
  • 上顎洞底挙上術を併用した病変部位に対する抜歯即時埋入インプラント [ 鳥羽 修平 ]
  • Certain(R) PREVAIL(R) Implantの臨床応用 [ 牧草 一人+寺本 昌司+長澤 成明+岡村 大+大西 太+山羽 徹(API - Japan)]
  • 国内デビューインプラントシステム紹介 -アルファタイト・インプラントシステム編- [ 編集部 ]