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狭窄した歯槽骨堤に対しては、リッジエキスパンジョンやスプリットクレストなどのテクニックが応用される。しかし、それらのテクニックにおいては、専用の器具を適用するために少なからず既存骨を削除してパイロットホールを形成する必要があり、器具を使用する段階では周囲骨がほとんどないというケースも少なくない。 本稿では、既存骨の削除を最小限に抑えてインプラント床を形成する方法として、特に骨量の乏しい日本人の顎骨に焦点をあてて、狭窄歯槽骨や脆弱な骨質に対して既存骨を最大限に利用したインプラントの埋入術式を報告する。
インプラント埋入時において、インプラント表面とインプラント周囲の骨壁までにインテグレーションが生じ得る間隙をCritical Gap(臨界間隙)とし、その間隙量(距離)によって間隙部の骨修復メカニズムを3つに大別した。それら3つの骨形成メカニズムの分析と、その後のインプラント周囲骨に起こる経時的変化を多くの医科系歯科系文献を基に解説する。

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インプラント表面と骨が結合するのは、どのようなメカニズムから成り立っているのだろうか?TiとHAでは骨との結合に根本的な違いはないのだろうか?本報では、現在応用されている代表的なインプラント素材(移植材)を中心に、生体内における骨の反応様式(Biodynamics)を検証し、特に歯科用インプラント(人工歯根)として求められる要素とは何かを考察します。
近年、増殖因子を利用した治療が注目されています。本報では、増殖因子を利用した治療のうち、自己の血液から分離する多増殖因子血漿(Plasma-rich in growth factors:以下PRGF)をインプラント治療および骨造成術をはじめとした骨再生治療に用いたケースを紹介し、創傷治癒における増殖因子の役割を解説しながら、インプラント治療におけるPRGF SYSTEMRの臨床応用を示し、その有用性を考察します。

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抜歯即時埋入インプラントの利点は、抜歯対象歯の周囲組織の保存や保護、低侵襲、短い治療期間などが挙げられる。組織の保存や保護は、審美面での優位性や予知性の向上、治療コストの軽減などにも反映され、患者においてもメリットの大きい術式といえるだろう。これらの臨床的有用性は、多くの術者からも支持され、上顎前歯部など審美ゾーンにおいては臨床報告も多い。一方、大臼歯部のように径の大きな抜歯窩に対しての抜歯即時埋入インプラントの臨床報告は少なく、チタン系インプラントを応用しているケースでは、そのほとんどがソケットプリザベーションの対象になっているように思われる。しかし、これだけメリットの大きい抜歯即時埋入インプラントだからこそ、大臼歯部にも積極的に応用すべきであり、とくに直下に下歯槽管が走行している下顎大臼歯部などは組織保存の面からも抜歯即時埋入インプラントの応用が望ましい。このような背景も踏まえて、本稿では下顎大臼歯部に焦点をあてて、抜歯即時埋入インプラントの考え方およびその基準について述べてみたい。(本文抜粋)

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Sinus Liftingに関する症例報告に関しては、上顎骨の内部に存在する上顎洞という限局された術野であるため、その内部で操作されている手技をステップ写真で示すことは難しく、その概念を示すシェーマや術前術後のデンタルX線写真(アナログ)を用いて手技や手法を示しているケースが多いのが現実である。
本稿では、可能な限りデンタルX線写真(低被爆のデジタルCCD)や口腔内写真による詳細なステップ解説を行う。(本文抜粋)

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上顎洞に病変を有した患者に対する治療は、耳鼻科領域だけの処置では対処できないのではないかと感じており、歯が原因となっているような症例を早期に解決するためにも、歯科と耳鼻科領域は情報交換を活発にするべきだと思われる。また、上顎洞に病変を有する患者への上顎洞底挙上術の応用基準についても、具体的には定義されていないのが現実である。本稿で示したように、原因を特定し、その原因を排除することによって上顎洞病変は早期に回復傾向を示すことが示唆された。それだけに、今後は耳鼻科領域と歯科領域とのより一層の連携が必要であると考える。 (本文抜粋)

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インプラント治療のメリットがさまざまなメディアを通じて発信されたことで、患者側からインプラント治療を希望される割合が非常に多くなっている。それに伴い、従来のインプラント治療には適さないとされた上顎臼歯部欠損にも他の部位と同様に「質の高い」処置が求められてきた。インプラント治療において、インプラントの選択、ソケットリフトテクニックの選択、骨補填材の選択、抜歯即時埋入か抜歯待時インプラントかの選択、これらは全て知識だけではなく、選択する歯科医の器量が大きく関わってくる。本稿では、予知性のある治療法としてコンセンサスが得られつつある、残存歯槽骨の垂直骨量が不足している上顎臼歯部に対する歯槽頂アプローチテクニックについて筆者が理解しているところを報告したい。(本文より)

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現在においても、インプラントを守るためにインプラントの咬合と天然歯の咬合は変えるべきであるという意見があるが、この考えは本末転倒であり、インプ ラント治療の目的は、安定した咬頭嵌合位の獲得と維持である。 補綴設計上においても、強い下顎骨に対して強固な補綴処置を行うと、脆弱な上顎が破壊される可能性がある。上顎を優先した補綴処置を心がけ、力の偏在 を避けるべきである。 われわれ歯科医師は天然歯を守るためにインプラントを応用しているはずである。今一度、インプラントの咬合というものを考え、筆者らが提案するコンセ ンサスを示していきたい。

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CTを撮影して、そのデータを解析し保有することは、臨床において心強いナビゲーターを得たようにも考えられます。ただし、それらのデータから正確に 診断ができているかどうかは、その基礎に解剖学知識があるという大前提が必要となります。つまり、X線写真の二次元像であろうとCTの三次元像であろう と、画像上の診断能力あるいは診断知識を高めるためには、画像の基データとなった生体の解剖学的理解ができているかどうかというのが重要となってきま す。 口腔外科手術やインプラント手術を行う上で、CT像で読影・確認した部位と実際の術野に存在する部位とで、不一致点が生じる場合もあります。そのよう な状況に遭遇した場合に、経験豊富な術者であれば術式を修正して難を逃れることが可能でしょう。しかし、経験も浅く、教科書的な知識しか持ち合わせてい ない術者であれば、そのような状況に対応できるかどうかも疑問です。このように、これまで学んできた解剖学は、基礎として臨床とは切り離して考えられて いたように思います。また、放射線学も独立した学問として存在している感が強いと思われます。われわれが学ぶべき解剖学とは、やはり臨床を念頭に置いたものでなくてはなりません。臨床は総合力であり、すべての学問を統合して学べることが重要だと考えます。

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上顎洞に病変を有した患者に対する治療は、耳鼻科領域だけの処置では対処できないのではないかと感じており、歯が原因となっているような症例を早期に解決するためにも、歯科と耳鼻科領域は情報交換を活発にするべきだと思われる。また、上顎洞に病変を有する患者への上顎洞底挙上術の応用基準についても、具体的には定義されていないのが現実である。本稿で示したように、原因を特定し、その原因を排除することによって上顎洞病変は早期に回復傾向を示すことが示唆された。それだけに、今後は耳鼻科領域と歯科領域とのより一層の連携が必要であると考える。 (本文抜粋)

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上顎洞底挙上術はCrestal approach sinus lift(歯槽頂貫通型上顎洞底挙上術)とLateral approach sinus lift(上顎骨側壁開窓型上顎洞底挙上術)に分類することができる。臨床医にとっては手術侵襲が小さく簡便であることから、歯槽頂からの洞底挙上術であるソケットリフトを好んで選択する傾向があるが、歯槽頂からのソケットリフトは盲目的な手技であり、挙上の結果は不確実で、また十分な挙上量が得られないことがある。それに比べるとLateral approachのSinus liftは手術侵襲が大きくなるものの、手術野が目視でき、確実な挙上量を得られ、咬合力に十分耐えられるフィクスチャーを埋入することができる。この Lateral approach sinus lift法は臨床医にとって是非とも習得しておきたい上顎洞底挙上法のテクニックであるといえる。今回は、筆者の臨床経験に基づいた、安全で、確実な本手術の手法を紹介する。(本文抜粋)

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従来の抜歯即時埋入インプラントの概念は、1989年にLazzaraによって紹介された新鮮抜歯窩即時埋入インプラントが基準となっており、そこでは抜歯窩の径にできるだけ合わせたインプラント体を使用することが、骨吸収を抑制できると考えられていた。しかし、歯根膜を有しないインプラントでは唇側骨板の吸収を抑えられないことが判ってきた。
抜歯即時埋入インプラントの新たな概念が普及していく中で、その補綴形態については「歯肉縁下がレスカントァで歯肉縁上は天然歯歯冠形態の模倣」というように単純に一括りで考えられているように思われる。しかし、患者個々に対しての「生体との調和」および「審美性の獲得」を共存させるためには、患者
個々の口腔内環境や残存歯列の状態、表情などを十分に考慮した上で、インプラントのポジションも含めた総合的なデザインが必要となる。

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保存不可能な残存歯が多数存在する中でのインプラント処置を行う場合、残存歯を抜歯後、仮義歯を作製し、4〜6ヶ月待って抜歯窩が骨化してからのインプ ラント埋入が一般的な方法である。 患者の希望として、審美性や機能性の早期改善が主訴であることを考えれば、治療期間の長期化とともに、患者に対して可撤性義歯による不自由な状態を長く 強いることは、患者と術者の信頼関係が時として崩れる可能性を残す。このような状況の中で、患者への信頼関係を保ちながら負担を軽減するために、抜歯同 時の即時埋入、即時荷重を行った症例を提示し、多数歯抜歯即時埋入を行う上での治療計画と順序および技工サイドとのコミュニケーションに重点をおいて解 説する。

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ZACとは、頬骨歯槽稜の欧文名であるzygomatico - alveolar - crestの頭文字をつないだものである。
筆者らは、このZACを基準にしてZACラインおよびZACポイントを定義し、臨床的ランドマークとして活用している。ZACラインとは、頬骨歯槽稜の稜頂を結んだ線で、上顎骨頬骨突起下縁から上顎第一大臼歯に向う骨稜の頂上を走向するラインである。また、ZACポイントとはZACラインの起点であり、上顎骨の頬骨突起基部において上方にカーブした最高点であり、頬骨上顎縫合部よりやや上顎骨寄りにある。
本稿では、これらZACラインおよびZACポイントが、実際のインプラント臨床においてどのように活用されるのかを報告したい。

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「各種補填材がもつ骨造成への影響を考察するときに、この上顎洞という器官が持つ骨形成能と各種補填材がもつ影響をしっかりと区別しなければならないと考えている。サイナスリフトで洞内に骨を造るための基本要素は、上顎洞に既存する骨芽細胞であって補填材ではない。
このような当然の事実があるにもかかわらず、各種補填材の骨造成能が比較・検討され、もっとも能力が高いものを競って選択しようという、いかにも補填材が骨造成を担っているかのような錯覚に基づいた議論をみかける。自家骨移植ですら、移植骨の骨芽細胞は上顎洞がもつサイナスリフトの骨造成に間接的に関与しているのである。
すなわち、上顎洞という器官のもつ自前の骨形成能が基本であって、それに各種補填材が、補填材ごとの特徴をもって関与するというのがサイナスリフトにおける骨造成の基本的な考え方なのである。その関与の仕方が手術の目的に沿ったものであることが重要であって、骨造成の優越性が唯一、補填材を選択する基準ではない。極端に言えば、補填材を全く使わないというのも選択枝のひとつということもありえると考えている。」

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オッセオインテグレーション 覚本嘉美+金森雄高/バイオインテグレーションの臨床的有用性 小倉 隆一/インプラント治療の実践 診査診断 診査診断で入手すべき情報とは 砂盃 清

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サイナスリフトは予後の状態が目視できない。それだけに、上顎洞内の解剖学的構造を十分に理解することが重要である。前回(7号)では、上顎洞についての基礎的な理解を深めていただけたことと思う。今回は、それらを踏襲した上でより臨床的な解剖学・診断学・術式を中心に稿を進めてみたい。
サイナス リフティング ドリルを用いたサイナスリフト 小林 博
この術式を応用するにあたって感じられたことは、上顎洞への穿孔がシステマチックに行うことができるということである。この術式を用いた265本のHAコーティングインプラントでの6年間の研究(1994〜1999年)においても、わずか8本のインプラントの失敗しかなく、この術式の予知性と有効性が示唆された。

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各インプラントやインプラント治療に役立つ関連商品をカテゴリー別に分類し、一挙に掲載。
最もほしい商品情報に解説をまじえてわかりやすく紹介しています。インプラントの臨床に必ずお役に立つ一冊になるはずです。

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